※はじめに
これは私個人の意見、考えで書かれている文章です。一部私の憶測や感情のみで書かれている部分があります。事実として受け止めることがないようにご理解お願い致します。
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2021年のユンギさんの誕生日、初めての誕生日ブログだったためか、思いの丈を全て書き込んだせいでうんと長くなった去年の記事を読み返しながら、この時は「1年後には元に戻ってるかも」なんて期待していたことを思い出す。
BTSにとって2021年は、元に戻るための大きな一歩を踏み出した1年だったと思う。
LAで行われた久々のオフラインコンサート。コロナ禍で急増したファン数と状況を考えればかなり厳しい決断であり、もちろん周囲でも開催に関しては賛否両論の声。それでも実際に渡米を決意したイルアミの存在を確認したときは本当に7人が人の前でライブするんだ…!とドキドキもした。
画面越しではあったけれど、久々に、ユンギさんがユンギさんを好きな人たちの前でラップする姿を見た。
その光景がなんだか不思議で、しばらく信じられなくて、でもそんな彼を見て、不意に涙が出た。
ユンギさんが、すごく幸せそうだったから。
もちろんユンギさんに限ったことではなくて、みんながそうだった。人に見られるとパフォーマンス力が向上するという話がスッと納得できた瞬間だった。
それでも私がユンギさんの幸せそうな姿に特に感動したのは、正直「推しだから」が9割を占めているものの、
「ユンギさんが人の視線に快感を得る人間になれた」という事実に胸がいっぱいになったことが1割、しめている。
推しが対人恐怖症(という噂が立っている)と聞かされて、アリーナツアーを、ドームツアーを、そしてスタジアムツアーを安心して見届けられるヲタクなんているんだろうか。
ヲタクというのは必要以上に推しの気持ちに寄り添って、慮って、共感するのが得意な生き物だ。人の視線に恐怖心を抱いていたと話すユンギさんが今、ライブしたいと言って、ライブ中にキラキラの笑顔で100点満点のラップを披露する、1人のトップアーティストになっているこの事実に、何も感じない人はいないはず。
そんなユンギさんを好きでいる私は、毎回ライブを見ている間、ライブの高揚感と一緒に、そんなことも少し考えながら、ホロリと来るものをグッと笑顔で抑えて楽しんでいる。
ユンギさんはこの1年、幸せでしたか?
正直、私は全然幸せじゃありませんでした。全然終わらなかった就活、長引いたコロナ、叶わない渡韓、薄れていくユンギさんのステージ上のラップの記憶…
それがすごく嫌で、悲しくて、少しでも身近にユンギさんを感じようと、就活の日々の中でTOPIKやハン検の資格をとって、次の誕生日も予約したセンイルケーキの写真と一緒に自力で韓国語でWeverseにメッセージを送ろうと思いながら過ごしたりして。
それでも虚しい日が続くし、次にまたこの目でユンギさんを見れるのはいつになるんだろうと、先の遠い未来にだんだんと疲れてきて。
ビッグになっていけばいくほど、ユンギさんのことで、見たくないような言葉を投げかけている投稿を見る機会が増えて。
普段は私もどちらかというと論理的な方だけど、ユンギさんに対する嫌な言葉を見て感情的になった時は、「ああやっぱり私はユンギさんのことがほんとに好きなんだろうなあ」と1人でしみじみ感じていました。
そんな1年間を過す中で、12月のPTDで見れたユンギさんの笑顔は、この暗い暗い1年を全て帳消しにしてくれたような、本当に私の救いになったくらい特別なものになりました。
会場を見渡すユンギさんがすごく幸せそうで、彼が見渡す先で埋め尽くされてキラキラ輝くアミボムが本当に綺麗で、その光の中に私がいなかったことても悔しいけど、それでもユンギさんが感動した光景を画面越しで見ることができたことが嬉しかった。
次にユンギさんに会えるのはいつなんだろう。
本音を言えば、コロナが落ち着いても、もう前みたいに確実にチケットを取れる保証は無くなったと思う。
この2年間で、BTSはあまりにも大きな存在になってしまった。
私は昔から言ってるけど、推しが遠い存在になってしまうこととか、ファンが増えることに嫌悪感はない。むしろ自分の好きな人がこんなに沢山の人から評価されてるんだ、愛されてるんだとポジティブに受け止められる方なので、歴や過去のファンサでマウントを取ろうとしたり、差をつけようとする人に対しても申し訳ないけどもはや笑っちゃうし、みんなで推しに沸けばええやん、くらいにしか感じていない。
ただ、私自身もここまで世界的に有名なアーティストを推すことになったのが初めてで、そういう、ファンダムの中での争いとか以上に、「チケットの倍率が高すぎて自分自身が推しに会えない可能性が生じる」という問題が頭に浮かぶようなことがこれまでなかったから、それが今は非常に怖い。多分これまで他の界隈においても、増えていく新規のファンに喜び快く迎え入れていたのは、その人も、勿論自分も、推しに会う機会があったからだ。
私はあんまり認知に執着していない。あくまでも最低限、自分が推しをこの目で見ることができれば私としてはそこがもうゴールで、一方的で満足するから、その代わり会いに行くチャンスだけは確実に掴みに行く、というのが私の推し活における考え方だった。
コロナが落ち着いて、会う条件が、環境が整った後、倍率が原因でユンギさんに会えなくなってしまったら、私はどうすればいいんだろう。
こんなに好きになってしまった人を生で見る機会が奪われた時、「人気すぎて当たらなかった」で割り切れるほど、果たしてその時の自分は大人になれているんだろうか。
絶対無理。普段理屈で動いてる私が感情で動いちゃうくらい好きになった相手だよ?泣くとか落ち込むとか以前に、受け入れられない気がする。
その時に私が怖いのは「私はこの時から応援してるのに」と歴を絡めた文句を口に出してしまいそうなことだ。予想してる時点で多分頭ではそういう感情があるんだろうね私。自分がどんどん醜くなってて嫌になります。
とまあそんな感じで(どんな感じで?)、2021年、嫌なことばっかり想像して、暗い気持ちにばっかりなってしまった。
今はまだ、降りようとか思わないし、今までもファンやめようかなあなんて思ったこともない。
ただ、当たらないことが続くと、私自身が好きでいることに耐えられるかなというのが正直なところだ。
それでもユンギさんがVLIVEを始めれば口に手を当てて乙女のような目で見てしまうし、SNSに写真が投稿されれば限界まで拡大するし(ヲタクなので)、新曲が出れば何度も聞いてユンギさんらしい部分を探してふふっと笑ってしまう。
そして12月3日のPTD。ユンギさんの幸せそうな姿を見て自分が幸せな気持ちになっていることに喜びを感じた。
やっぱユンギさんのことは大好きだしやめれるわけないんだよなあユンギさんのファン。
今年も3月9日は私にとって特別な日だし3月になると胸がざわつくし、その感覚があることで、ああやっぱり私はユンギさんが好きで、思ってる以上に生きる支えになってるんだなと改めて実感する。
この1年はユンギさんが携わった新しい曲に沢山出会えた年でもありました。
My Universe、You、最近だとStayAlive!
プロデュースを依頼された話を聞くたびに、私はいつもユンギさんってかっこいいなあと、こんな薄っぺらい言葉でしか表現できない自分の語彙の乏しさに嫌気がさすけれど、でもほんとにすごいなあ、かっこいいなあと尊敬してしまう。
自分は就職活動に失敗した1人だと思っている。夢があって大学に進学して、4年間、その目標に向かって突き進んで来た。しかし現実はお祈りメールの毎日。1ミリも関わりのない職業に就くことになり、身をもって学んだ。「夢を実現させることができるのはほんのひと握りなんだ」と。
だからユンギさんはすごい。「アーティストをやりたくてアーティストになった」なんて、「曲を作りたいから作曲家になった」なんて、当たり前のことを言ってるようだけど、実はこれを言えている人っていうのは、本当に少ないし、すごい人たちだ。
ユンギさんがこの夢を叶えるために、今の地位につくまでに相当努力してきたんだと思うし、その一部分を私たちにも見せてくれていたからこそそうであったんだろうと思えるけど、勿論私たちが思っている以上の努力をして、今の成功を掴んでいるはずだ。
それに加えて、ユンギさんは夢を叶えるだけの運を持っていた。努力できる才能と、夢を叶えられる運を持っていた人。好きなことを仕事にできた勝ち組。それが私の好きな人。
それがとても誇らしいし、そんな人を好きになれてる自分はもう、運のほとんどを使い果たしたのかもしれない。超幸せ者なのかもしれない。
あなたを好きでいるだけでこんなに前向きになれる。それも今回だけじゃない、あなたを好きになってから毎年毎年、ほんの少しずつだけど、自己嫌悪がなくなっていってる。それでもまだまだ自分を好きにはなれないし、自信がつく、という言葉は書けないけど、マイナスがゼロになることを目標に、今は頑張って生きています。
私を幸せにしてくれた大好きなユンギさんがこの1年間も幸せで溢れるような日々を送れますように。
健康にも気をつけて、心も体も、元気でいてくれますように。
お誕生日おめでとうございます。来年もまたお祝いさせてください!
2022.3.9