ラッパーとしてのあなたの話をしたい。~AgustD4周年記念~

※はじめに

これは私個人の意見、考えで書かれている文章です。一部私の憶測や感情のみで書かれている部分があります。事実として受け止めることがないようにご理解お願い致します。

 

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2020.8.16

「アイドル」が、衝撃的な音楽を世に出したあの日から、4年。これは、2か月前に出されたD-2を聞いた時から書こうと決めて、少しずつ綴ってきたもの。

最初に、ユンギさん、AgustD4周年、おめでとうございます!

 

2020.6.1

正直、平気なフリして全然平気じゃない。

何あの色っぽい声、何あのメロディ、色んなアーティストにめちゃくちゃフィーチャリング依頼してるし、

 

てかここ最近の供給の多さ。何あれ。自撮りの頻度、毎週欠かさず行うラジオ、絵を完成させるまでカメラ繋いで私たちに顔見せてくれるし、

 

 

ミンユンギ、変わったよね?

 

 

これが私の本心。「アルバムあげちゃったね〜」とか「最近すっごい発信してくれるよね笑暇なのかな笑」なんて言ってるけど、

 

動揺してるに決まってんじゃん。純粋に

 

爆イケな写真ばかすこあげてくるし、急に黒髪になるし、そもそもカウントダウンドッキリなんて世界中のファンに仕掛けてきやがって、おいこらびびらすなよ馬鹿野郎!!!!!!(特大感謝)

 

…とにかく、結論から言うと、私はいま、ミンユンギという男に対して、今まで以上に愛が爆発しています。

私はそれを伝えたい。2016年の、まだジミンという高音ボーカル(私がグループの中で必ず最初に好きになるタイプ)の歌声に惚れ込んで、ユンギさんのことをメンバーの一人としか思っていなかったあの頃の私に。2017年の、「SUGAさんってこんな素敵な曲作れるんだ!ん?ミックステープってのを去年出してたの?全然知らなかった!」なんて言いながら、YouTubeの関連動画で流れてきた「AgustD」のMVを見たあの日、

 

ユンギさんに、完全に堕ちたあの日の私に。

 

 

2020年の8月16日まで、ゆっくりゆっくり思いを綴ってこれを投稿するつもりなので、おそらくとてつもなく長くなると思います。

これはユンギさんへの手紙なんかじゃなくて、あくまでも、過去の私、2016年8月16日の、AgustDが公開されたにも関わらず、BTSにハマったばかりで過去の曲を一曲ずつ知っていくのに、基礎知識を知っていくのに必死でそんなこと何も知らなかった新参者の私、そして2017年の冬、ミンユンギという男に少しずつハマりかけてきた時、運命のようにAgustDのMVを見てしまった、ミンユンギに完全に恋をしてしまったあの日の私に向けての、現在の私からの独り言みたいなものです

 

 

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 2020年6月2日~8月7日

考えてみれば、ユンギさんに興味をもったきっかけ、「枯葉」をきいて、苦手だったバラードを違和感なく聞けるようになって、その曲を作っていたのがユンギさんだと知ってから、という話は、彼の誕生日のたびに言ってるけど、ミックステープが私のユンギ沼落ち史(なにそれ)のどのあたりで影響を与えたか、詳しく記録を残したことなんてない気がする。文才もないからこのブログをたちあげて日も浅いし。

 

詞が、曲が作れる彼に興味をもって、何にも興味がなさそうな彼が、あんなにも未練を引きずっているような曲を作って、私の中で彼の印象が180度変わった。彼の作る曲を聞きたい、彼が書く詞をもっと見たい。けど彼の書く詞を読めば読むほど、ミンユンギという男の正体がわからなくなった。挑発文句はお手の物で、孤独や寂しさばかり…かと思えばコテコテの愛の言葉を書ける彼が、何を経験してきたのか。

 

そんな時に私が出会ってしまったのが、AgustDという彼の別の名前。

全然知らなかった。そもそも防弾少年団としての彼らのグループ曲もまだ全て熟知できてなかった頃に、メンバーの個人活動まで調べ上げる余裕もなかった。

私がこの名前を知ったのは2017年。あの曲が世に出て1年以上経った時だった。

 

とにかく、衝撃的だった。自分より格下の者に対して、自分のヘイターに対して、今まで自分を見下してきた奴らに対しての挑発的な言葉を、ラップにのせて歌う、そのスタイルは確かにいつもと変わらなかったし、BTSはそういう歌も作ってしまうから、いい意味でアイドルの概念を壊してくれる、そんなところに魅力を感じていた。その中心、それを作り上げた一人であったからこそ、綺麗な歌詞で飾られた曲ではないんだろうと、予想はしていた。

 

あの曲の中で、彼は、自分自身を収めるのにKPOPという枠は小さすぎると言った。

彼は自分をバカにしてきた奴らに対して、お前たちは健康であることだけが唯一の取り柄だといった。お前たちよりラップが上手くてごめん、と言った。

ラップで香港に送れると、そう言った。

 

来世は石になりたい、自分の顔でもアイドルになれる、自分は天才なんかじゃない(自分で天才SUGAとか言ってるけどな)、そう語るのがミンユンギという男だ。この曲を知るまで、私はそういう人間なんだと思っていた。

 

多分彼にとって、彼が築き上げてきた音楽は、何物にもかえられない、唯一の資産なんだと思う。あれほどまでに自分に自信のない彼が、自身のラップでなら、香港に送れる、イかせられると、全世界に向けた無料配布の音源で言ったのだ。自分の音楽に自信がないと、こんなことできるはずがない。

 

衝撃を受けたのはタイトル曲だけじゃなかった。

学費のために事務所に内緒でアルバイトをして、事故に遭ったのにそれも黙っていたこと。言えば事務所を辞めさせられると思っていたらしい。

 

そして彼は、対人恐怖症を患っていたと、歌詞で話した。二人の人間の前で行ったコンサート、青春を全て捨てて挑んだ音楽、苦悩と葛藤の日々。それを経て、今の彼がいることを、私はその時初めて知った。

 

全然、気の抜けたアイドルなんかじゃないじゃん。

 

 

聴けば聞くほど、歌詞の和訳を読みながら(和訳つけてくださる皆さんいつもありがとうございます甘えてばかりです)考えれば考えるほど、彼について知らない事が多すぎて、いつも不安になる。

 

彼の過去がわからない。綴られたことだけですべてなのか。どんな人生を歩んできたのか、世の中への発信者になりたいと思い始めたのは、いつから?

 

 

あなたはこのアイドルという仕事に、不満はない?

 

勝手ながら、いつも私が心配していること。

 

メイクして、にこにこ笑って、「アイドル」をやってる奴がなぜ「ラッパー」を名乗れるのかと、彼は昔言われたことがあったらしい。

彼はそもそも、作曲家志望だった。多分百歩譲って、アーティストとして、ラッパーとしてのデビューは想定内だったかもしれないけれど、彼自身、アイドルとしてデビューすることは、絶対予想だにしなかったことだと思う。

 

嫌じゃなかったのか、いつから自分の中で、アイドルとしてのミンユンギ、「SUGA」を受け入れたのか。

 

…今はもう、1ミリも不満はないのか。

 

 

私たちの理想を押し付けていたら、それがプレッシャーになっていたら、そもそもユンギさんは個人プレーを好むタイプだったりして?とか、色々不安になることはあった。てかまあ勝手に不安になってたというか…

 

でもゆんぎさんは、思った以上にアイドルで、砂糖のように甘い「SUGA」だった。

 

ファンの存在に感謝してくれる人。向上心はありながらも、ファンの人たちと一緒に長く公演を続けていくことを夢見ている人。

 

つかめない人、素直じゃない人。自分に自信がなくて、でも積み上げてきた、努力で培ってきたものだけは、誰に何と言われようと自信を持っている。

恐れ多いけど、何となく自分と似ているようにも思えた。決して多くはなくても、大切にすると決めたものは大切にする。その姿を追い続けたいと思った。

 

タトゥーをいれないあなたの理由も好き。ラッパーで大成功を収めた後、慈善活動するときに支障が出ないようにしたいからなんだよね。(まあ実はタトゥーは私大好きなんですけど、親がくれた体だからこそ今はできないけど親が死んだら自分がおばあちゃんになってたとしても薔薇のタトゥーを腕にいれて死んでやろうと思ってるくらいでタトゥーは大好きだよ)

ラッパーで大成功を収めるのは、慈善活動するのも視野に入れてるくらい売れるの前提なんだもんな。ほんとさらっとすごいこと言ってんだからびびるわ

 

 

 

2020.8.16

大好きなフレーズがある。ミックステープの「The Last」という曲。

 

「俺のファンたち 堂々と顔をあげてくれ 俺ほどの奴なんていないんだから」

 

私は自分に自信がない。どれだけ着飾っても、自分自身をどうも好きになれない。いまだに自分について、わからないことだらけだし、自分を客観視した時、「よくもまあこんな奴についてくれる友達がいるな、先輩が、後輩が、大人がいるな」と周りの人たちの人柄に感謝するし、中身だけじゃなくて、外見だってずっと嫌いで、酷い時期は明るい色のものを身につけるのも、鏡を見るのも気が引けてた。

それは自分の好きなものにも悪影響を与えていた。幸い、周りに寛大な人たちしかいないような環境で、この20年間生きてこれたから、私の趣味を否定されることは一度もなかった。なのになぜか自分自身で自分の好きなものまでを否定的に扱って、それを好きでいることにも自信をなくして、自分の性格上、キャラクター上、そんなネガティブな気持ちを意地でも人に見せたくなかったから抑えてきたけれど、とにかく自分に関わる全てのことに自信がなかった。今でもそれは残っているし、多分これが治ることは一生ない。

多分今の推しに対するdisり愛はその名残なんじゃないかな…www

 

でもユンギさんは、そんな私にとって、欲しかった言葉をくれた人。

ミンユンギという男を好きになった事に。堂々としていろと教えてくれた人。

 

彼ほどの奴なんていない。本当に、そうだと思う。

 

これはユンギさんという、私が恋した素敵な男性の話…ではなくて、

私を音楽の力で沼に引きずり込んだ、ミンユンギというラッパーの生き様の話。

 

人によって考え方が違うから押し付けなんてできない…と、ここでもまた自信のない自分が出てしまうけど、

私の中では、あなたのラップは世界一だよ。あなたの綴る歌詞が一番好きだよ。

 

生きた証を飾らずそのまま書き続けて、私たちにもっと教えてほしい。

 

あなたも、堂々と顔を上げてほしい。あなたのファンほどの奴はそうそういない。

許容範囲内におさまるのかはわからないけれど(笑)、全て知る覚悟だけは、一丁前に持っているつもりなので。

 

「ミンユンギは死んだ」なんて歌詞もあったね。

そんなこと、もう二度と言わせない。27年間の人生すべて、吐き出してくれた分は抱えてやる。

 

 

ミンユンギ、死ぬまでラッパーやってください

 

P.S. とりまはよ現場くれ あんたのラップでコロナ潰しちゃいな